さくら町ゆめ通り商店街~小さなケーキ屋さん~
「お兄ちゃん、実可子のママからケーキもらったから、食べていいよ」

「うわあ、実可子ちゃん、ありがとう」

麻理は、冷蔵庫の中から、ケーキを出してあたしたちの前に一つずつ置いた。


「じゃ、ごゆっくり」

麻理はピアノのある応接室に移っていった。

しばらくすると、ピアノの教師がやってきたのだろう、呼び鈴が鳴らされ、麻理が出迎えていた。

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