さくら町ゆめ通り商店街~小さなケーキ屋さん~
「彼女?……は、は、は、いないよ。もてないもん」
(うそでしょ)
「けいこさんは?」
ずっと、気にかかっていたことだ。
「え? けいこ? だれ? その人」
「潤一さんのお知り合いじゃないんですか?」
「え?」
「うちで、ケーキを注文されたでしょう?けいこさんのケーキだと言っていました」
「あ? 誕生日の?」
「はい」
「ああ……わかった」
と、潤一さんは大きく息を吐いた。
(うそでしょ)
「けいこさんは?」
ずっと、気にかかっていたことだ。
「え? けいこ? だれ? その人」
「潤一さんのお知り合いじゃないんですか?」
「え?」
「うちで、ケーキを注文されたでしょう?けいこさんのケーキだと言っていました」
「あ? 誕生日の?」
「はい」
「ああ……わかった」
と、潤一さんは大きく息を吐いた。