さくら町ゆめ通り商店街~小さなケーキ屋さん~
頬が熱い。でも同時に、安心感。

(よかった……)

涙が一筋、流れる。

「どうしたの?」

潤一さんは小さな声できいた。

何も答えられない。

「潤一さん……」

 

海。
深い海。

潤一さんは、深い海。

< 138 / 211 >

この作品をシェア

pagetop