さくら町ゆめ通り商店街~小さなケーキ屋さん~
春子さんは、夏に店に来たときよりもはるかに元気に見えた。
「あら、みかこさんでしたね。この前はありがとう」
春子さんは礼を言った。
「あのときは、本当にうれしかった」
「ずいぶんお元気になられましたね」
「ええ、だって、あなたのようなお友達が新しくできるんですもの。
まだまだ、これからかな、なんて。もう65歳なんですけど」
「ううん、まだ、65歳ですよ」
「今度、同窓会でもやりましょう。先生、ほら、同級生の吉田たかし、あれが今、板前になって、駅の北口で店を開いてますよ。いつか、借り切ってみんなを呼んで、ぱっとやりましょう」
「まあ!いいですね」
春子さんと父は、まるで中学生のように、笑い合っていた。
「あら、みかこさんでしたね。この前はありがとう」
春子さんは礼を言った。
「あのときは、本当にうれしかった」
「ずいぶんお元気になられましたね」
「ええ、だって、あなたのようなお友達が新しくできるんですもの。
まだまだ、これからかな、なんて。もう65歳なんですけど」
「ううん、まだ、65歳ですよ」
「今度、同窓会でもやりましょう。先生、ほら、同級生の吉田たかし、あれが今、板前になって、駅の北口で店を開いてますよ。いつか、借り切ってみんなを呼んで、ぱっとやりましょう」
「まあ!いいですね」
春子さんと父は、まるで中学生のように、笑い合っていた。