さくら町ゆめ通り商店街~小さなケーキ屋さん~
「ウチの兄は、経済学部経営学科に行ってるのよ。
わたしはよく知らないけど、『経営コンサルタント』っていうのかな、会社の経営がうまくいくためのアドバイスをする仕事を、やってみたいらしいよ。
どう?お兄さんに聞いてみない?学生だから大したことはできないけど、なにか教えてくれるかも」
潤一さんは、現在は地元の国立大学の2年生だ。
最近は、麻理の家で潤一さんを見かけても、「おじゃましてます」と、簡単なあいさつするだけだった。
話をすることは、ほとんどなかった。
潤一さんに相談!
潤一さんの知的な横顔を思い浮かべた。
相談できたら、どんなに心強いか。
「でも、はずかしいよ。こんな話」
「気にしないでいいよ。実可子はウチの家族だよ」
「え?」(いくらなんでも、家族じゃないだろ)
と、心の中でツッコミをいれている間に、麻理はキッチンを飛び出し、潤一さんを呼びに行ってしまった。
わたしはよく知らないけど、『経営コンサルタント』っていうのかな、会社の経営がうまくいくためのアドバイスをする仕事を、やってみたいらしいよ。
どう?お兄さんに聞いてみない?学生だから大したことはできないけど、なにか教えてくれるかも」
潤一さんは、現在は地元の国立大学の2年生だ。
最近は、麻理の家で潤一さんを見かけても、「おじゃましてます」と、簡単なあいさつするだけだった。
話をすることは、ほとんどなかった。
潤一さんに相談!
潤一さんの知的な横顔を思い浮かべた。
相談できたら、どんなに心強いか。
「でも、はずかしいよ。こんな話」
「気にしないでいいよ。実可子はウチの家族だよ」
「え?」(いくらなんでも、家族じゃないだろ)
と、心の中でツッコミをいれている間に、麻理はキッチンを飛び出し、潤一さんを呼びに行ってしまった。