さくら町ゆめ通り商店街~小さなケーキ屋さん~
母が色々と教えてくれた。
「注文は最後まで聞いて、覚えること。お客さんが、イチゴショートを3個、モンブランを3個、とかいうでしょ。
慣れないうちは、こっそり指を折って、数を忘れないようにするのよ。
ケーキの数で箱の大きさが決まる。1・2個ならこっちの箱。3個から6個だと、これ。
7個以上はこの箱」
「お客さんがいらしたら、『いらっしゃいませ』と、声をかけて。はつらつと、でも、魚屋さんじゃないから、元気がよすぎてもだめ。上品に」
「笑顔。笑顔。丁寧さ。明るさ。いいね?」
(はあっ……元気よくするだけじゃ、だめなんだ。むずかしい)
「注文は最後まで聞いて、覚えること。お客さんが、イチゴショートを3個、モンブランを3個、とかいうでしょ。
慣れないうちは、こっそり指を折って、数を忘れないようにするのよ。
ケーキの数で箱の大きさが決まる。1・2個ならこっちの箱。3個から6個だと、これ。
7個以上はこの箱」
「お客さんがいらしたら、『いらっしゃいませ』と、声をかけて。はつらつと、でも、魚屋さんじゃないから、元気がよすぎてもだめ。上品に」
「笑顔。笑顔。丁寧さ。明るさ。いいね?」
(はあっ……元気よくするだけじゃ、だめなんだ。むずかしい)