さくら町ゆめ通り商店街~小さなケーキ屋さん~
潤一さんがいろいろと考えてくれていることがわかる。

大学の先輩にまで相談をしているのか。

ありがたい、と思う一方で、こんなにしてもらっては申し訳ない、とも感じる。

でも、潤一さんが伝えようとしていることは、よくわかった。

(そうか、原価率か……リサーチしなきゃ)


二階の自分の部屋から、降りていった。

居間で、父が店の売り上げを計算していた。


そばをうろうろする。

さりげなく近づいて、帳簿をのぞき込む。

よく、見えない。と、いうより見せてくれない。

(けちっ)
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