さくら町ゆめ通り商店街~小さなケーキ屋さん~
第5章 得るもの・失うもの
夏休みに入って1週間。
もうすっかり、生まれたときからこの店の店員でした、という顔で店に立っている。
麻理がメールで送ってくれたキャッチ・コピーを母に見せると、
「いいじゃない。これ、店に飾りましょう」
と、大乗り気だった。
麻理は潤一さんに相談しながら、果林堂のイメージ・アップのための詩を書いてくれた。
あたしは精一杯頑張って、かわいらしい文字でカードに書いて、ショーケースの飾りにした。
もうすっかり、生まれたときからこの店の店員でした、という顔で店に立っている。
麻理がメールで送ってくれたキャッチ・コピーを母に見せると、
「いいじゃない。これ、店に飾りましょう」
と、大乗り気だった。
麻理は潤一さんに相談しながら、果林堂のイメージ・アップのための詩を書いてくれた。
あたしは精一杯頑張って、かわいらしい文字でカードに書いて、ショーケースの飾りにした。