さくら町ゆめ通り商店街~小さなケーキ屋さん~
昼下がり。
今日も外は猛暑。
けれど、もちろん、店内は冷房が効いている。
両手にスーパーの買い物袋をさげた、上品なおばあさんが入ってきた。
「いらっしゃいませ」
「この、お誕生日のケーキを……」
誕生日ケーキは、前もって予約すると、「○○ちゃんおめでとう」というふうに名前を入れる。
予約していなければ、店頭にある「おたんじょうびおめでとう」とだけ書いてある既製のデコレーションケーキを買うことになる。
「はい、ありがとうございます。ろうそくは、何本にしましょうか?」
「ろうそくは……いりません」
「はい……」
ろうそくがいらないと言われても、一応ろうそくが5本はいった小袋を入れておく。
あとで、やっぱり欲しい、と、もらいに来る人もいるから。
今日も外は猛暑。
けれど、もちろん、店内は冷房が効いている。
両手にスーパーの買い物袋をさげた、上品なおばあさんが入ってきた。
「いらっしゃいませ」
「この、お誕生日のケーキを……」
誕生日ケーキは、前もって予約すると、「○○ちゃんおめでとう」というふうに名前を入れる。
予約していなければ、店頭にある「おたんじょうびおめでとう」とだけ書いてある既製のデコレーションケーキを買うことになる。
「はい、ありがとうございます。ろうそくは、何本にしましょうか?」
「ろうそくは……いりません」
「はい……」
ろうそくがいらないと言われても、一応ろうそくが5本はいった小袋を入れておく。
あとで、やっぱり欲しい、と、もらいに来る人もいるから。