さくら町ゆめ通り商店街~小さなケーキ屋さん~
(そうそう、やっぱり味が大事)
「ウチのクッキーは、上質のバターをたっぷり使っていますからね。さくさく感が違います。一度食べたら、やみつきですよ」
(パパ、うまいじゃん、その調子)
「なるほど、バターが上質」
みどりさんは、うなずいた。
「それは、ペットの健康にもいいんでしょうね」
「え?」
「今、デブネコだとかが話題になっていますが、ペットが食べても大丈夫ですよね」
(あ、この人、すごい誤解をしている。ペットが食べるクッキーだと思っている)
訂正しようと思ったとき、父の声が響いた。
「これは、人間が食べるものだ。イヌのもんじゃねえ」
「あ、あ、あー。そうでしたか。ごめんなさい。てっきりペット用なのかと……そういう情報があったもので……」
「なんだって、これを、イヌに食べさせているってことか?」
「ウチのクッキーは、上質のバターをたっぷり使っていますからね。さくさく感が違います。一度食べたら、やみつきですよ」
(パパ、うまいじゃん、その調子)
「なるほど、バターが上質」
みどりさんは、うなずいた。
「それは、ペットの健康にもいいんでしょうね」
「え?」
「今、デブネコだとかが話題になっていますが、ペットが食べても大丈夫ですよね」
(あ、この人、すごい誤解をしている。ペットが食べるクッキーだと思っている)
訂正しようと思ったとき、父の声が響いた。
「これは、人間が食べるものだ。イヌのもんじゃねえ」
「あ、あ、あー。そうでしたか。ごめんなさい。てっきりペット用なのかと……そういう情報があったもので……」
「なんだって、これを、イヌに食べさせているってことか?」