さくら町ゆめ通り商店街~小さなケーキ屋さん~
第7章 万引き
暑い日が続いている。
店の商品を点検していたあたしは、思わず「あれ?」と声を上げた。
店のショーケースの外側に籠を置いて、「うちの子クッキー」を入れているが、さっき並べたときと、どこか様子が変わっている。
「1、2、3……あ、ひとつ、足りない」
籠には、いつも5袋入れておくようにしているのだが、4袋しかない。
さっき5袋あった。
それ以後は、クッキーは売れていない。
なのに、今、4袋しかない。
店の商品を点検していたあたしは、思わず「あれ?」と声を上げた。
店のショーケースの外側に籠を置いて、「うちの子クッキー」を入れているが、さっき並べたときと、どこか様子が変わっている。
「1、2、3……あ、ひとつ、足りない」
籠には、いつも5袋入れておくようにしているのだが、4袋しかない。
さっき5袋あった。
それ以後は、クッキーは売れていない。
なのに、今、4袋しかない。