さくら町ゆめ通り商店街~小さなケーキ屋さん~
「万引きだって? 許せんな」
父は、当然だが、カッカと怒っている。
「でも、まだ現場を見たわけじゃないから、本当かどうかは、わからないのよ」
母は、慎重だ。
「次に来たときは、オレにも知らせろ。オレがとっちめてやる」
「あのね、お客さんだから。それに、まだ子どもだから、気をつけて注意しないと」
「何年生だ?」
「小学3年くらいじゃない? あのお母さんは、塾に子どもを送り迎えしているんだと思うな。塾帰りにおやつを買っているんだと思う」
三人で話し合って、今度来たときはよく見張っておいて、もしも万引きしたら、店を出るのを待って声を掛ける、という方針に決めた。
「もう、やめてくれるといいんだけど」
父は、当然だが、カッカと怒っている。
「でも、まだ現場を見たわけじゃないから、本当かどうかは、わからないのよ」
母は、慎重だ。
「次に来たときは、オレにも知らせろ。オレがとっちめてやる」
「あのね、お客さんだから。それに、まだ子どもだから、気をつけて注意しないと」
「何年生だ?」
「小学3年くらいじゃない? あのお母さんは、塾に子どもを送り迎えしているんだと思うな。塾帰りにおやつを買っているんだと思う」
三人で話し合って、今度来たときはよく見張っておいて、もしも万引きしたら、店を出るのを待って声を掛ける、という方針に決めた。
「もう、やめてくれるといいんだけど」