短編*キミ×ボク=?

LOVE


涼太side

?『...りょーちゃん』

顔を上げると見覚えのある
大好きな人の顔がすぐ近くに

声が出せない







やっとの事で
キスされてる事に気付いた

憂希は唇を離し

憂『私は、りょーちゃんの事
昔から大好きだよ

えっと...それだけ!!ばいばい!』

逃げ出そうとする憂希を
咄嗟に捕まえた

「ほんと俺情けねぇな。
ごめん、憂希
俺もずっと前から好きだよ」

憂『私ね、告白されたけど
りょーちゃんが好きだから断ったんだよ。
文化祭でりょーちゃんに告白するつもり
だったのに...えへへ』

「そうだったのか...ごめんな。
告白するつもりだったのは俺も同じ」

すると憂希が
ネクタイをほどいて
俺のネクタイを指差した

理解した俺はネクタイをほどき
憂希に結んだ
そして憂希は自分のネクタイを

憂『りょーちゃん背高い!しゃがんでっ』

「はいはい」

憂『こうしてると新婚さんみたいだねー』

「将来そうなるから安心しろ」

憂『うん!...出来たよ』

「よし....じゃあ
金田憂希さん、俺と付き合ってください」

憂『はいっ...喜んで』





< 14 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop