怖話4〜こわばなフォー〜
そう。
あれは、今から4年前の6月6日に起こった出来事でした・・・。
その日。
学校帰りの電車の中。
可奈が私に話した噂。
それがすべての始まりでした・・・。
可奈
「ねぇ、まさみ。まさみ。聞いて。聞いて。」
可奈は、部活の練習で疲れ、今にも眠りそうな私に、いつものように、元気な笑顔で話しかけてきました。
私
「なに?どうしたの?」
可奈
「あのね。また、怖い話聞いたんだけどね・・・。」
可奈は、怖がりのくせに、怖い話を聞いたり、人に話したりするのが大好きでした。
さっきまで、私と同じように、練習疲れでバテていたはずの可奈。
しかし、怖い話をしようとしている今の可奈には、その面影もありません。
私
「・・・そう。で、どんな話?」
私がそう言うと、可奈はびっくりしたように、私の顔を見ました。
可奈
「え?聞いてくれるの?」
私
「なんで?」
可奈
「え?だって、いつもちゃんと聞いてくれないから。疲れてるんじゃないの?」
私
「大丈夫。大丈夫。たまにはちゃんと聞いてあげようと思ったの。いつも流してるからね〜。」
可奈
「あ〜。やっぱり、今まで流してたんだ〜。」
私
「ごめん。ごめん。だから、今日はちゃんと聞くって。それにさ・・・。」
可奈
「それに?」
私
「それに・・・夏だしね。怖い話やっぱり聞きたいじゃん。ちゃんとしっかり聞かせてよね。」
私がそう言い終わらないうちに、可奈は目を輝かせて、話を始めました。
可奈
「うん。あのね、あのね。」
私
「あ、ちょっと待って。時間はたっぷりあるんだから、そんなに慌てないで。聞いた話省略しないで、そのままゆっくり話して。」
可奈
「うん。え〜っと。じゃあ、まず、今日話す怖い話の名前なんだけどね・・・」
ふと電車の窓から外を見ると、さっきまで明るかったはずの風景が、一面暗闇に覆われていました・・・。
もうすっかり日が暮れていました・・・。
あれは、今から4年前の6月6日に起こった出来事でした・・・。
その日。
学校帰りの電車の中。
可奈が私に話した噂。
それがすべての始まりでした・・・。
可奈
「ねぇ、まさみ。まさみ。聞いて。聞いて。」
可奈は、部活の練習で疲れ、今にも眠りそうな私に、いつものように、元気な笑顔で話しかけてきました。
私
「なに?どうしたの?」
可奈
「あのね。また、怖い話聞いたんだけどね・・・。」
可奈は、怖がりのくせに、怖い話を聞いたり、人に話したりするのが大好きでした。
さっきまで、私と同じように、練習疲れでバテていたはずの可奈。
しかし、怖い話をしようとしている今の可奈には、その面影もありません。
私
「・・・そう。で、どんな話?」
私がそう言うと、可奈はびっくりしたように、私の顔を見ました。
可奈
「え?聞いてくれるの?」
私
「なんで?」
可奈
「え?だって、いつもちゃんと聞いてくれないから。疲れてるんじゃないの?」
私
「大丈夫。大丈夫。たまにはちゃんと聞いてあげようと思ったの。いつも流してるからね〜。」
可奈
「あ〜。やっぱり、今まで流してたんだ〜。」
私
「ごめん。ごめん。だから、今日はちゃんと聞くって。それにさ・・・。」
可奈
「それに?」
私
「それに・・・夏だしね。怖い話やっぱり聞きたいじゃん。ちゃんとしっかり聞かせてよね。」
私がそう言い終わらないうちに、可奈は目を輝かせて、話を始めました。
可奈
「うん。あのね、あのね。」
私
「あ、ちょっと待って。時間はたっぷりあるんだから、そんなに慌てないで。聞いた話省略しないで、そのままゆっくり話して。」
可奈
「うん。え〜っと。じゃあ、まず、今日話す怖い話の名前なんだけどね・・・」
ふと電車の窓から外を見ると、さっきまで明るかったはずの風景が、一面暗闇に覆われていました・・・。
もうすっかり日が暮れていました・・・。