怖話4〜こわばなフォー〜
可奈
「まさみ。今日もちゃんと最後まで聞いてくれたね・・・。」
私
「・・・え?可奈、今、何て言った?」
どうすれば夢から抜け出せるのかを考えていた私の耳に、突然、可奈の声が入ってきました。
可奈
「まさみが今日も、ちゃんと私の話最後まで聞いてくれて、私、嬉しいって言ったの。」
私
「今日・・・も?」
可奈
「うん。」
私
「可奈・・・何言って・・・。あ、まさか・・・可奈もあの呪いを受けちゃった・・・の?」
可奈
「・・・。」
可奈は、私の問いかけに答えず、うつ向きました。
私
「ねぇ、可奈。黙ってないで、ちゃんと答えてよ。ねぇ。」
可奈
「・・・じゃないよ。」
私
「え?」
可奈
「私・・・じゃないよ。」
私
「ねぇ、そんな小さい声で話さないで、はっきり言ってよ。可奈もこの世界に閉じ込められちゃったんでしょ?」
可奈
「ううん。違うよ。」
私
「え・・・。だって・・・。」
私の呆然とした顔を見て、可奈がニコッと笑いました。
そして、可奈の声とは思えないほど低い声で、私に言ったのです・・・。
可奈
「私、可奈じゃないもん。」
私
「はぁ?もうこんなときにからかわないでよ。どこからどう見たって可奈じゃない。」
しかし、可奈は返事をしません。
私
「だって・・・。」
私たちは、長い間、沈黙しました。
可奈は、不気味な笑顔をしたまま黙っています。
私は、言い知れない恐怖から、体が固まったまま黙っていました・・・。
それからどれぐらい時間がたった頃でしょうか、可奈が突然口を開いたのです。
「まさみ。今日もちゃんと最後まで聞いてくれたね・・・。」
私
「・・・え?可奈、今、何て言った?」
どうすれば夢から抜け出せるのかを考えていた私の耳に、突然、可奈の声が入ってきました。
可奈
「まさみが今日も、ちゃんと私の話最後まで聞いてくれて、私、嬉しいって言ったの。」
私
「今日・・・も?」
可奈
「うん。」
私
「可奈・・・何言って・・・。あ、まさか・・・可奈もあの呪いを受けちゃった・・・の?」
可奈
「・・・。」
可奈は、私の問いかけに答えず、うつ向きました。
私
「ねぇ、可奈。黙ってないで、ちゃんと答えてよ。ねぇ。」
可奈
「・・・じゃないよ。」
私
「え?」
可奈
「私・・・じゃないよ。」
私
「ねぇ、そんな小さい声で話さないで、はっきり言ってよ。可奈もこの世界に閉じ込められちゃったんでしょ?」
可奈
「ううん。違うよ。」
私
「え・・・。だって・・・。」
私の呆然とした顔を見て、可奈がニコッと笑いました。
そして、可奈の声とは思えないほど低い声で、私に言ったのです・・・。
可奈
「私、可奈じゃないもん。」
私
「はぁ?もうこんなときにからかわないでよ。どこからどう見たって可奈じゃない。」
しかし、可奈は返事をしません。
私
「だって・・・。」
私たちは、長い間、沈黙しました。
可奈は、不気味な笑顔をしたまま黙っています。
私は、言い知れない恐怖から、体が固まったまま黙っていました・・・。
それからどれぐらい時間がたった頃でしょうか、可奈が突然口を開いたのです。