怖話4〜こわばなフォー〜
いつもと変わらない天井なのに、やけに懐かしく見える天井・・・。

私は、今までのことを、もう一度思い返しました・・・。

それと同時に、頭には、次から次へ疑問がわいていきます。

なぜ私は、助かったのだろうか・・・?

彼女から、私は本当に逃げられたのだろうか・・・?

彼女は、何ものだったのだろうか・・・?

今までのことは、全て夢だったのだろうか・・・?


そして、私は、全てを夢だと思い込むことにしました。

私は、長く怖い夢を見ていたのだと・・・。

きっと、可奈から怖い話を聞いて、夢を見てしまったんです。

そう思ったら、さっきまでの恐怖感も不安感も消えていきました。

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