彼とバスケと私






翔樹を見ながらは流石に言えないから、顔をそらして伝える。




「……俺、ちゃんと決めただろ?」



「うん…。すごかった。
なんかこっちまで嬉しくなった」



翔樹が決めた瞬間、本当に嬉しくて…。


「頑張ったね、翔樹」



本当に頑張ったね。


苦手で、入るときはまぐれだと言われていたスリー。



よかったよ。








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