彼とバスケと私















ほんと、眠い。



おじいちゃん先生、もうちょっと面白い授業してよ…。


瞼が落ちてきて仕方ない…。





あー……だめ、寝る…。





パコンッ


「いたっ」




「寝てんじゃねーよ」



え、なんで翔樹に叩かれてんの、私。



てか授業中でしょ?


なんで翔樹立ってんの…?




「さっき、やること終わったからチャイム鳴るまで教室の中なら自由ってじぃちゃん先生言ってたんだよ」



「あ、そう……」



なに、なんでそんなにナイスなタイミングで…。



私の思考読めてるんですか…?






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