彼とバスケと私
寝てる佐江の元へ行き、肩を少し叩く、
「佐江ー。チャイム鳴ったよー?教室もどろー?」
すると、ガバッと佐江は起き上がって、
「知ってるよ。てかちょっと前から起きてたから」
…………は?
いやいや、寝てたじゃん。
今も机に突っ伏してたじゃん。
「起きたら美由が澤田と話してたから邪魔しちゃ悪いと思ってずっと突っ伏してたのよ」
「え、そんな気使わなくたっていいのに…」
「使うわよ、普通!」
はぁ、とため息をつく佐江。
そんなに呆れましたって感じを露にしなくたっていいじゃん……。