彼とバスケと私






「3年生と、あとどれだけバスケ出来るのかなー」



私達は、そんなに強くない。




1位になんてなれないし、
たくさん勝ち進める可能性は低いだろう。




「長くはないよね…。
3年生の姿、ちゃんとみとかないとね」





「うん。そうだなー」










悔いが残らないようにしてほしい。




私の願いはそれかな。



いつかは負けてしまうから。




その時、今までを振り返って楽しかったって思えるように…。





そう、なってくれますように…。





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