彼とバスケと私
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「今日から3年は抜けて、新チームになる。
これからは2年が中心になるので、ちゃんと自覚と責任を持って行動するように。
1年はその姿をちゃんと見習って、真剣に練習に取り組むように」
「「「「はい!!」」」」
翌日、練習の前に監督からのこの言葉で再確認させられた3年生の引退。
昨日しんみりもしたし、騒いだりもしたしで何げに切り替えることが出来ていた。
だから、今は皆が前を向いている。
誰一人、後ろを向いて3年生にすがりついている人はいない。
これから頑張ろうという、決意ばかりだ。