彼とバスケと私






「俺は美由とこうやって話せれば休憩になるの。だから気にせず俺と話してくれたらいーの」



少し拗ねたようにそう言われてしまうと……もう何も言えない。



だって…だって………可愛すぎる。




しかも嬉しすぎる…。




私と話せたら休憩になるって………そんなの言うの反則だよ…。




「じゃあ、ここに座ろう?
その方が休憩になるでしょ?私も座るから」




さすがに休憩も立ってるのはしんどいと思うから………。



こうやって少しでも休んでもらわないと。




私が座ると、その横に座って私の肩に頭を乗せてもたれてくる。



「え、翔樹?」



「こうしてたら、もっと休憩出来るから…。
だめ?」



「……………いいよ」




だめ?って………だめ?って………本当に可愛すぎるよ…。




いいって言うに決まってるじゃんか。





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