彼とバスケと私
実は今日の練習はもうすでに終わっていて、
部員も多分全員帰っている
私は、今日は練習日記を書かなければいかなかったし、
監督に捕まってしまって前みたいに練習をどう思うか聞かれていた。
そのせいで、体育館には私1人。
「…やっと終わった……」
練習日記を書き終え、ジャージから制服に着替えようと更衣室へ向かう。
「あれ、倉庫開いてる…?」
用が終わると、いつも鍵が掛けられる体育倉庫。
もう倉庫に用があるような仕事はないのに、扉には少しの隙間が。
私は更衣室から倉庫へ方向転換して、倉庫の鍵を取ろうと中へ入る。
入ると自然と視界に入るボール。
………久しぶりにしたいな…。