x34g
そうして、種と綾子は今日あった携帯の事は忘れて、いつもの生活に戻っていった


種なりに綾子の祖母の旅行や、かかった病院の事を調べてはみたが、特に変わったこともなく、毎日が過ぎていった。


綾子とも情報交換や調べものをしたが、進展はなかった。


祖母が亡くなったからか、昔から細かった綾子はさらにやつれてしまい、種は見ているのもつらかったが、



「大丈夫、元気だよ?」


やせこけた頬をあげて綾子はにこりと笑うのだった。
< 19 / 38 >

この作品をシェア

pagetop