x34g
「じゃこうしよう」
種の動揺を理解したのか、携帯は続けてこういった。
「明日の朝……8時くらいかな?老人を乗せた観光バスが事故にあうよ」
「それからまたバカなやつが、携帯を開けて死ぬよ、年に2、3人はでるね」
携帯は淡々と死亡予告を告げた。
漫画の読みすぎでこんな夢をみてるんだ…
夢だったら携帯が跳ねようが喋ろうが光ろうが、不思議でもなんでもない。
これは夢だ。
そうおもうと、種は少し冷静になった。
「わかった、じゃ明日、ニュースをみてあんたの言うとおりだったら何もかも信じるわ。
あんたが携帯だってことも、携帯がみんな繋がってて、あんたにはなんでもわかるってことも、綾子のことも」
すると携帯は意気揚々と
「それでこそ種だよ…理屈なんか後でいい」
「そんなことより、君には悲しい思いをしてほしくないからね」
いやに親身な携帯だ。
「携帯に心配されちゃ、世話ないわねー」
と種は冗談まじりにいった。
「僕はいつもそばにいるから。おやすみ種。また明日話そうね」
そういうと音声はとぎれ、かわりに聞き覚えのない着メロが流れた。
そして種はばったりと倒れ込み眠った。
種の動揺を理解したのか、携帯は続けてこういった。
「明日の朝……8時くらいかな?老人を乗せた観光バスが事故にあうよ」
「それからまたバカなやつが、携帯を開けて死ぬよ、年に2、3人はでるね」
携帯は淡々と死亡予告を告げた。
漫画の読みすぎでこんな夢をみてるんだ…
夢だったら携帯が跳ねようが喋ろうが光ろうが、不思議でもなんでもない。
これは夢だ。
そうおもうと、種は少し冷静になった。
「わかった、じゃ明日、ニュースをみてあんたの言うとおりだったら何もかも信じるわ。
あんたが携帯だってことも、携帯がみんな繋がってて、あんたにはなんでもわかるってことも、綾子のことも」
すると携帯は意気揚々と
「それでこそ種だよ…理屈なんか後でいい」
「そんなことより、君には悲しい思いをしてほしくないからね」
いやに親身な携帯だ。
「携帯に心配されちゃ、世話ないわねー」
と種は冗談まじりにいった。
「僕はいつもそばにいるから。おやすみ種。また明日話そうね」
そういうと音声はとぎれ、かわりに聞き覚えのない着メロが流れた。
そして種はばったりと倒れ込み眠った。