短編 一途でいれば
小6の頃たまたま見た甲子園に出ていた

岸谷潤という選手にときめいて、

ずっと応援し続けている。

潤くんは今年三年生。

これが最後の甲子園だ。

潤くんは圧倒的なセンスで

一年生からベンチ入りしていた

プロ注目選手だ。

私は手を握りしめながら

試合を見ていた。

潤くんの活躍によって

2点挽回した。

「さぁここからここから!」

私は必死に応援した。

甲子園にはいけなかったけれど

テレビの前で応援している。

だが…

あとちょっとのところで、

夏は終わった。



キーンコーンカーンコーン…♪

あゆな:「はぁ…、潤くんーーー。」

まりな:「あゆなまだゆってんのー?(クスクス)」

まりなが笑った。

まりなは私の一番の友達。

まりなは彼氏がいて充実している。

そう、リア充というやつだ。


あゆな:「いいなぁーーー私も彼氏ほしい!」

まりな:「すぐできるってー笑」

あゆな:「でも潤くん以外興味ないんだよなぁ」

まりな:「そんな事言ってたら一生
彼氏なんてできないよー?」

あゆな:「むぅ。だってーーー。」

まりな:「だってー?」

あゆな:「潤くんは、本気で
好きになったんだもん」

まりな:「頑張って岸谷くんに
会えるように努力しないとね笑」

あゆな:「がんばるよーっ笑笑」


昼休み終わりのチャイムが鳴った.。


今から午後の授業が始まる。

先生:「来月に職業体験があるから
自分の行きたいところを
決めといてねーっ」

生徒:「うーーっす」

あゆなの心境:「ここは野球部かよ苦笑」

あゆなの心境:「職体どこ行こっかなぁ」

あゆなの心境:「保育士になりたいし
保育園にしよーっと」
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