サッカー少年。





あのね??あたしね??



2年半の記念日に本当は『愛してる』って伝えようとしてたんだよ。



あんたがいつも言ってくれてたから信頼できたから。



『この先、この人以外が隣に立つことはないな』



そう思えたから。



なのに、あんたはいまいなくて。



あんたの隣にはもう別の人が居て。



あんたの心の中にはあたしは存在してなくて。



あたしは、またなくした。



今度はもう、言葉すら描けなくなった。



あんたの誕生日に『おめでとう』って本当は一言だけメッセージを残した。



届いてないかも、絶対に。



あのね、あんたに何か送ろうとしたんだ。



毎年、ちゃんとお祝いしてたから。



あたしにとってかけがえのない人が生まれてきてくれた日だから。



あたしにとっての『大切な居場所』となってくれてた人だから。






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