《キャラバト》白衣の保険医と黒い翼
四人はプリキュ…鳳凰☆
誰もいない夜の学校。
月明かり照らす保健室に、朱祢は一人でいた。
ちら、と時計を見て。
「…2時間か」
時間が思ったよりかかったことにため息をつく。
書類整理ほどめんどくさいものはないと豪語する彼女にとって、地獄の2時間だった。
「あー…いい加減電話かかってくるかな」
朱祢の心配は旦那だった。
旦那は朱祢LOVE過ぎて、残業と断りを入れても電話をしてくる。
一応電話入れておくか、と携帯を手に取る。
「…あ?」
着信が4つ。
そのうち一つはだありん…旦那だが、3つは仕事の以来だった。
鸞(ラン)という女からだ。
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