あの日見た 夕日
あたしは 逃げてるんだ
『佑ちゃん どうしたん?
泣きそうな顔してるで??』
「そんなこと… 」
顔を隠そうとした時
姫屋さんの手が伸びた
『泣くの 我慢した アカンよ?』
「してません。」
『強がりちゃんやなぁ…
ガリちゃんって呼ぶよ?』
そっと手が頬に触れた。
『泣きそうやで?佑ちゃん』
「 … 」
よしよしと言うように
頭を撫でてくる 姫屋さん
「姫屋さんも 候補の1人?」
『そ、うやねぇ。
まぁ ちゃんとした人選びや?』
ニヤリと笑って 会議室を出てった
あたしはただ それを見つめてた