あの日見た 夕日



-メイ-



昼休憩 みんなは外にでてった。



教室に残るは 俺 坂口 そして女



2人は寝てしまってる。



俺も寝ようかな…



って思った瞬間




〔ドスンッッ〕




「え…?」




斜め後ろの女の席に女がいない。



そして まさかと思って床を見ると




『うぅ〜ん… 』




と、まだ爆睡中の女がいた




「嘘だろ?起きろよ」




ほっぺたをツンツンしたけど



起きる気配などない




「仕方ねぇな… 」




俺は女をおんぶして廊下を歩く



保健室の先生は女で



やたらと馴れ馴れしい




「斉木。ちょい」




『なに?黒木くん…あ。

ベットの貸し出しかしら♡

若いっていいわねぇ♡』




「ちげぇよ。てかお前二十代だろ。」




『 …え、う、うん… 』




「30いってるらしいな。その顔は」




『ち、違うわよ…

ていうか なに⁉︎』




「あー、コイツ 寝かしといて。

頭打ってるっぽい」




『ふっぅぅぅん』




「なに」




『女の子 大事に出来るんだ』




「あ?」




『前に女の子が来た時

泣かせてたから。』




「 …色々あんだよ。

よろしくな… 」




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