あの日見た 夕日



あたしが次に起きたらもう



何もかもがオレンジに染まってた



薬品の匂いに起こされたあたしは



どうゆう状況なのかわからず



ただ少し寒いから



二度寝しようとしてた



でも、運悪く 人が入ってきた




『ふぁぁぁぁぁぁぁ…』




大きな欠伸をする男の子




『あれ?だれか居るん??』




カーテンを開けられ 一気に眩しくなる




『あ、ごめん。女の子やったん』




申し訳なさそうに微笑む




「さ、かぐちくん??」




確か こんな人だった気が…




『そうやで 坂口 真緒!』




長身でイケメン…



女子なら惚れるなぁ



まぁ女子だけど




『長谷川さんは 何しとるん』




「あー… 寝てて。」




『ほな 僕 今 寝起き見てるん?』




「おん。そやね」




『ふはっ ならラッキーボーイやね』




ニコニコ笑う 坂口くん




『長谷川さん 下の名前なになん?』




「長谷川 佑」




『あー、ほな佑でえぇ?』




コクンと頷くと ぽんぽんと頭を撫で




『佑 また明日な?』




と笑って出て行った。





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