あの日見た 夕日
夜の街は 暇だ
活気がなく みんな 暇そうにしてる
あたしは公園へ向かう
何もすることもない公園で
1人 ブランコに揺られる
月がなんだか 大きく見える
あぁ、そういえば
【スーパームーン】
だっけな…
あたしが産まれた日も…
『 あ… 』
月を見てるあたしを見てる 誰か。
『は、長谷川… 』
あたしの名字を呼ぶ 男の子
あたし あんた 知らない
『長谷川だよな…? 』
チラッと 男の子を見て
また 月を見る
使わない金が入った財布が
やけに重く感じた