「好き」と言いたくて。
「おい、こら!西園。起きろっ!」













誰だ…。あたしの睡眠邪魔したのは。














ブスッとしながら起き上がると















あたし達の担当であり








数学の担当をしている













黒谷秀がいた。














「黒谷ー、何するのー」












「黒谷ーじゃない。お前、寝てたな。それに携帯はしまえって何回も言ってるだろうが!!!」












うるさい、うるさい。













黒谷のお説教が始まった。













「はいはい、黒谷せんせー。」











そうやって受け流すけど
















黒谷には効かない。














もう…面倒くさいな。














「分かった、分かった。放課後準備室ね。はいはい。」













そう言うとやっとあたしの席から離れた。















あ〜邪魔者消えたよ。やっと














さて、もう一眠りするかな〜。















黒谷をチラッと見ると














怒っている顔が見えた。














そんなの、気にしなーい。













お休み、黒谷。
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