“おもい”二文字 「好き」
初恋の枯れる時。

メールで始まる・・・

家に帰ってしばらくしると、歩夢からメールが来た。


怜先輩のメールアドレス。


嬉しくて仕方が無かった。


私は直ぐに歩夢に返信した。


≪ありがとう!≫


忙しかったのか、歩夢からの返信は来なかった。


そして怜先輩にメールを送る。


≪今日はありがとうございます!楽しかったですね!≫


考えて考えた末に出た短文。


返信は来ないだろうと駄目もとで送った。


…なのに、


≪うん!楽しかったね≫


「か…返ってきた…!?」


うそ…どうしよう!


≪はい!≫


これしか返せなかった。


それから夜くらいまでずっとメールをしていた。


直ぐに返ってきて、何を返せばいいかわからずほとんどが一言。


それでもちゃんと返してくれたことが嬉しくて…


つい親に怒られるまでしてしまった。


それでも、



少し、少しだけ幅が縮まったみたいで嬉しかった。
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