泡影の姫
私は多分、今日の事を忘れないだろう。

湊の歌も。

想いも。

全部、

全部。

きっと、忘れる事はないだろう。

これから先、例えばどうしようもない想いで立ち止まる事があったとしても。

私はきっと今日の事を思い出す。

何度も。

何度でも。

繰り返し。

繰り返し。

私達はきっと、そうやって前に進むんだ。

私は泳ぎ、

湊は歌う。

無限に広がる未来に向かって。
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