泡影の姫
今更現実と向き合ってみたところで、今の私にどんな未来があるというのだろう?
いきなり何にもなれそうにない自分と向き合ってみても、答えは出ない。
たった一枚の紙切れすら埋めることはできない私は、からっぽで。
一体どうすればいいのだろう?と途方に暮れる。
先の見通しのつかない事態が不安なわけじゃない。
ただ、何も持っていない人間なのだと気付いたことが虚しいだけだ。
世の中の、私と同じ年頃の人間は一体どうやって自分の未来を決めていくのだろう?
たった十七年生きただけで、何で未来を決めることができるのだろう?
進むべき指標がなければ。
迷子になっても仕方がないのではないだろうか?
〝未来〟なんて漠然としたものの行先が私には皆目見当もつかない。
それでも時間は待ってくれない。
一つ選択するだけで、
他の何かが消えていく。
それが怖くて。
足が、すくむ。
毎日どこに向かって歩いているのか、私にはその目的地が分からない。
ただ、ぐるぐると同じ場所を回っているだけのような気もする。
この紙に書いた自分の夢を、現実のものにした人間がどれほどいるのか私は知らない。
少なくとももう私の夢は該当しない。
自分の未来を巧く取り繕えない私は、代わりに埋めてくれる何かを求めていたのかもしれない。
いきなり何にもなれそうにない自分と向き合ってみても、答えは出ない。
たった一枚の紙切れすら埋めることはできない私は、からっぽで。
一体どうすればいいのだろう?と途方に暮れる。
先の見通しのつかない事態が不安なわけじゃない。
ただ、何も持っていない人間なのだと気付いたことが虚しいだけだ。
世の中の、私と同じ年頃の人間は一体どうやって自分の未来を決めていくのだろう?
たった十七年生きただけで、何で未来を決めることができるのだろう?
進むべき指標がなければ。
迷子になっても仕方がないのではないだろうか?
〝未来〟なんて漠然としたものの行先が私には皆目見当もつかない。
それでも時間は待ってくれない。
一つ選択するだけで、
他の何かが消えていく。
それが怖くて。
足が、すくむ。
毎日どこに向かって歩いているのか、私にはその目的地が分からない。
ただ、ぐるぐると同じ場所を回っているだけのような気もする。
この紙に書いた自分の夢を、現実のものにした人間がどれほどいるのか私は知らない。
少なくとももう私の夢は該当しない。
自分の未来を巧く取り繕えない私は、代わりに埋めてくれる何かを求めていたのかもしれない。