姫と呼ぶ理由【短】
急に強い風が吹いた。


それは一瞬だったがとても涼し気な風だった。


反射的に風の吹いた方向を見る。


と蜜が目に映った。


蜜は何故か不機嫌そうに顔を膨らませていた。


何を怒っているんだろう?


そんな疑問が浮かんだか譲によって遮られる。



「憂に触るなバカ昌!!」


譲は俺と憂姫を無理矢理離そうとする。


しかし俺はそんな譲の反応が楽しくて。


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