姫と呼ぶ理由【短】
それも幼稚園への行き帰りのときだけ。
俺と譲は小さいなりに憂姫と蜜を守りたくて譲,憂姫,蜜,俺の並びで手を繋いでいる。
その時だけだ。
何でか分からなかったが気付かないふりをしてまた譲をからかった。
「ひめぇ〜
譲が怖いよ−!!」
『姫』
そう俺が口にした時,蜜が俺の手を握っている手が力を強めた。
もしかしたら蜜は憂姫を『姫』と呼ぶことに怒っているのかもしれない。
試しにもう1回呼んでみたら蜜は同じ行動をした。
思った通りだった。
でも何で『姫』と呼ぶだけで怒るのかは分からなかった。
俺と譲は小さいなりに憂姫と蜜を守りたくて譲,憂姫,蜜,俺の並びで手を繋いでいる。
その時だけだ。
何でか分からなかったが気付かないふりをしてまた譲をからかった。
「ひめぇ〜
譲が怖いよ−!!」
『姫』
そう俺が口にした時,蜜が俺の手を握っている手が力を強めた。
もしかしたら蜜は憂姫を『姫』と呼ぶことに怒っているのかもしれない。
試しにもう1回呼んでみたら蜜は同じ行動をした。
思った通りだった。
でも何で『姫』と呼ぶだけで怒るのかは分からなかった。