すれ違う恋の行方
だけどテストも終わっちゃったし、もうすぐ夏休みだから、しばらく春樹と会えないのかぁ…。

って、だから春樹のこと考えちゃダメだって!!


あたしはブンブンと首を振った。


「変なヤツ」

『うるさい!』


人の気も知らずに、春樹はそんなあたしを見て笑う。
あたしは何も言えず、ただ帰りのHRに来た担任の話を聞き流していた。
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