すれ違う恋の行方
「な…にすんのよっ!!」

『先に叩いたのはそっちでしょ?だからお返し』


あたしは北条さんを睨む。


もうあたしの中には、怖いという感情はどこにもなく
ただ冷めた思いしかなかった。


『何勘違いしてんだか知らないけどさ。
 …アンタ、バカじゃないの?』

「なっ…」

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