すれ違う恋の行方
「あー、疲れたぁ」


と、一人勝手にベッドの上にダイブする春樹。
あたしはちょこんと、ベッドの片隅に座った。


初めてくる春樹の部屋は
初めて春樹があたしの部屋に来たあの日のように緊張した。


『春樹ー』
「ん~?」
『あたしはなんで、春樹の家にいるんでしょう?』


あたしは何で家にまで連れて来られたのかが謎で、一体これからどうすればいいのか分からなかった。
< 261 / 526 >

この作品をシェア

pagetop