すれ違う恋の行方
10章 真実の気持ち
結局一睡も出来なかった。
気がついたら朝日がカーテンの隙間から差し込んでいて、外からは鳥の鳴き声が聞こえる。
時間はまだ6時という早朝だったけど、あたしはむくりと起き上がって、春樹の部屋から出た。
多分、お兄さんの部屋は隣なんだろうな。
だから多分、春樹はこの部屋で寝てる。
だけどあたしは、その部屋には立ち寄らず、一人玄関を出て行った。
一応、春樹に「朝になったから帰るね」というメールを送って…。
気がついたら朝日がカーテンの隙間から差し込んでいて、外からは鳥の鳴き声が聞こえる。
時間はまだ6時という早朝だったけど、あたしはむくりと起き上がって、春樹の部屋から出た。
多分、お兄さんの部屋は隣なんだろうな。
だから多分、春樹はこの部屋で寝てる。
だけどあたしは、その部屋には立ち寄らず、一人玄関を出て行った。
一応、春樹に「朝になったから帰るね」というメールを送って…。