すれ違う恋の行方
「兄貴の彼女。
 2個上なんだけどさ、幼なじみみたいなもので、俺たちはずっと一緒だった。
 俺はソイツが…皐月が好きだったんだけど…皐月は兄貴のことしか見えてなかったんだよな…」


『……』


そう淡々と話す春樹は
今までに見たことがないほど、切なげな表情…。


こんな春樹知らないよ…。

 
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