すれ違う恋の行方
「んで、兄貴も皐月のことが好きだったみたいで、二人はめでたくゴールイン。
俺一人置いてかれたってわけ」
『…それでも…まだ皐月さんを…?』
あたしがそう言うと、春樹は苦笑してあたしから目を逸らした。
「ほんと、バカみたいだよなー。
もう二人はくっついてんのに、兄貴のマネしてタバコ吸ってみたり、ファッションマネてみたり…。
なんでもっと早くに、気持ち伝えてなかったんだろう…って…」
俺一人置いてかれたってわけ」
『…それでも…まだ皐月さんを…?』
あたしがそう言うと、春樹は苦笑してあたしから目を逸らした。
「ほんと、バカみたいだよなー。
もう二人はくっついてんのに、兄貴のマネしてタバコ吸ってみたり、ファッションマネてみたり…。
なんでもっと早くに、気持ち伝えてなかったんだろう…って…」