すれ違う恋の行方
これ以上、春樹の傍にいられなかった。
春樹の顔を見たら、自分の気持ちをさらけ出してしまいそうだった。


ダメッ…

だってあたしはっ……。


『秀っ…』


あたしは自分に言い聞かせるように、秀の名前を呼んだ。


お願いだから、これ以上入ってこないで…。


あたしは…
< 368 / 526 >

この作品をシェア

pagetop