すれ違う恋の行方
『アンタ、ここでも寝てたら、教室戻ってきた意味ないじゃん!』

「美鈴…」

『何しに学校来てんだか~』


あたしは呆れながら、春樹の横の席に座った。


いつもと変わらない態度で接するあたしに、少し呆気にとられている春樹。

だけど、そんなあたしの態度が嬉しかったのか、春樹もすぐにいつもの調子を取り戻した。
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