すれ違う恋の行方
「ども~」


ペコリとあたしに向かって頭を下げる男子生徒。
あたしもつられて、会釈だけしといた。


「あ、コイツは秋川秀【アキカワシュウ】
 隣のクラスで、まぁ俺の幼なじみってとこかな」

『はぁ…』


そして急に紹介を始めた春樹に、あたしは訳が分からずポカンとしていた。
< 50 / 526 >

この作品をシェア

pagetop