すれ違う恋の行方
♪~♪♪~


途端に鳴った携帯には

   【秀】

という文字が記されていて


『…もしもし?』
《もっしも~し!美鈴?》
『あたしの携帯なんだから、当たり前じゃんっ』


電話越しから聞こえる明るい秀の声に、癒されている自分がいたのは事実だった。
< 84 / 526 >

この作品をシェア

pagetop