ショートケーキの王子様



顔が赤い……………



横になっていて気付かなかったが、
さっき来た時よりも、赤い。




「待ってください」



りんの一声でベッドから出ようとした足が止まった。




「お前が出てけっていったんだろ」



「そうですけど、もう一回体温測ってからにしましょう」



「………わかったよ」



いったん口をつぐんだが、
自分の体のことを考えたのかすぐに了承した。
< 17 / 43 >

この作品をシェア

pagetop