先輩。

『パンッ!』

よし‼︎



慎矢先輩、あと1本だ!!

残りチャンスはあと1本。


あててっ…!




1番見なければいけない場面に、
あたしは目を閉じていた。



『カッ!』



あたった⁈⁈




そ…っと目を開ける。

「…っ⁉︎」



慎矢先輩の放った矢はかすかに右に
それ、安土にささっていた。




はずれ…。


これで…終わりなの…?



梨穂先輩も、あたりは1本だった。



県大会に行ける人は、いなかった。
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